「仕事を押し付けやすい人」と「仕事をお願いしやすい人」の3つの違い
「他に対応できる人がいるのに、どうしていつも私ばっかり!」
「みんなが嫌がる仕事がいつも私に回ってくるのはなぜ?」
仕事は優秀な人のところに集まるという話もありますが、
なんだかいつもそんな役まわりばかりと悩んでいる人もいるのでは?
もちろん他のメンバーを手伝いたい気持ちはあるけれど、こちらの都合を確認されることなく毎度仕事を頼まれている状況を「押し付け」と感じてしまう人もいるかもしれません。
他人から見た「仕事を押し付けやすい人」と「仕事をお願いしやすい人」は似て非なるもの。
その違いをあげてみます。
1.能力を買われているか
仕事を押し付ける理由としては、「自分がやりたくない、できないから」というのが本音でしょう。
押し付ける仕事としては、時間的・内容的に進んで誰もやりたがらない仕事が多いため、
持っているスキルや経験、能力の高さというよりは、依頼者の都合に合わせて動くことが何よりも求められます。
一方で、仕事を願いしやすい人というのは、新たに仕事を受けることに対して積極的である他に、その能力を買われていることが多いようです。
「あの人に任せれば、きっとなんとかしてくれるだろう」
「この案件は是非あの人にお願いしたい」
仕事は優秀な人のところに集まるという話は、このようなことから出てくるのかもしれません。
誰もやりたがらない仕事ばかりがいるも集まってくる状況の人とは、違うと考えてよいでしょう。
2.相手にとって「都合のいい人」か
前述の通り、仕事を押し付けやすい人は、依頼者にとって都合のいい人です。
多少の無理を言っても、黙って引き受けてくれるはずと思われているでしょう。
時間的余裕は意思など、本人の都合が考慮されることはほぼありません。
性格・状況的にそれを主張することさえ難しい場合もあるでしょう。
周りのことを考え、自分さえ我慢すればいいと言った気持ちが強い人もいるかもしれません。
対して、仕事をお願いしやすい人は、これまで新しい仕事を積極的に受けてきた人ではないでしょうか。
積極的に受けるということは、自分の意思でということです。
だから依頼する側も「今回も快く引き受けてくれるだろう」とお願いしやすいのでしょう。
依頼者も本人の都合を尊重しているので、タイミングによって断られたとしても「また次の機会に」と無理に依頼しようとはしないでしょう。
3.損得で考えているか
上にあげた2点とは切り口が異なりますが、仕事を「押し付け」と感じるかどうかは、本人次第であることも多いです。
自分にとって特にならないと感じる仕事をいつも頼まれれば「押し付け」と感じることもあるでしょう。
損得関係なく、チームや顧客のためになるのであれば喜んでと考えるのであれば、「押し付け」とは感じないかもしれません。
もちろん、仕事を依頼される頻度や職場の人間関係によっても状況は異なるので、「押し付け」と感じてしまう人が全て損得で考えているとは言えません。
ただ、本人の意識も少なからず影響していると考えられるのではないでしょうか。
他人から見た「仕事を押し付けやすい人」と「仕事をお願いしやすい人」の違いをあげてみました。
自分がなぜ「押し付け」と感じているのか、参考にしてみてくださいね。